本稿では1946年以降、英製293型レーダー(瑞名:PS-23)搭載後、最終改修までの状態の写真を収録した。この間、遅くとも50年より前に艦橋最上部に小改修が加わっている。
また、51年からはスウェーデン艦隊の編成改革に従って新編された第3戦隊(西部海域を担当、ヨーテボリ近在のガルマーン基地など)旗艦を勤めている。
終戦後とあってか対空機銃などディテールに焦点の合った写真がやや多い。
唯一カラー写真が残っている51年大航海に同乗した船医による写真群があるが、これは別項とした。
艦橋改修前
46年
キャプションによる。ストックホルムでの撮影か
46年
キャプションによる。
48年か48年
ストックホルムに入港した艦隊。ゴトランドは前から3番目。キャプションによると、前からトレ・クロノール、ドロットニング・ヴィクトリア、ゴトランド、エーランド、ウプランド。
49年
キャプションによる。手前はドロットニング・ヴィクトリア
曳航中
冬季の一コマ。Gtbはヨーテボリか
絵葉書
艦橋改修後
52年
55年?
キャプションによると55年撮影。前部主砲塔の側面に照明弾ロケット用のランチャーが増設されている。一方で、ケースメイト主砲があり、大型レーダーが未装備である。53年から最終改修に入ったはずなので55年とするとやや平仄が合わない。最終改修が2段階に分けて行われたか、キャプションのミスか。
時期不詳
キャプションは38年撮影としているが、防空巡でマスト上にレーダーがある。
部分
増設機銃群
左舷側20ミリ機銃のみカバーか防盾がついている。
40ミリ機銃
連装機銃の上に、小型の水冷機関銃が装着されている。スポッティングライフル的に使ったか、外筒砲として用いたのか
要員配置
訓練中か、配置についたクルー。発砲炎対策か、数人がサングラスを着用している。
47年、検閲中
キャプションによると、47年11月9日に行われた海軍司令長官の検閲中の一コマ。後方は掃海艇「ウルボン」。
20ミリ機銃
訓練中か、クルーが配されている。
後方主砲塔
キャプションによると、オンゲルマンランドにあるサンドーブロン橋を航過。