物品は31点が写真付きで公開されている。写真がないものは別項に収録した。
遺物
時鐘
ゴトランド島防衛博物館所蔵。公開状態は不明。
艦名の発表後、ゴトランド州知事が音頭を取った献金活動によるもので、このほか戦闘旗、戦闘旗入れ、絵画が贈られた。
重量75キロ、青銅製である。
銘は「VÄRNA VÅR HEMBYGD」(我が祖国を守らん)。
併せて「Gotlänningarna låto gjuta mig 1934 /Omgjuten år 1938 av K.G.M. Bergholtz i Stockholm」(ゴトランド島民により1934年鋳造/1938年、ストックホルムKGMバーグホルツ社鋳造)の由緒、ゴトランドの紋章とグスタフ5世のモノグラムが描かれている
紋章
紋章のプレート。艦橋前面に取り付けてあったものか
舵機
蒸気式の舵機。残っている現物では多分最大。なぜかポパイの落書きが残る
銘板
使用されていた部位は不明
記念品
記念プレート
幅6センチ。由来不明
サッカーメダル
銘板は「Gotland-Bermuda 1950 - Malabar」。1950年に大航海でポート・ハミルトン(バミューダ)に寄港している。当地で親善サッカーをした記念品か。なお、バミューダには当時、英海軍施設「HMS Malabar」が所在していた
大航海記念メダル
大航海参加者が記念品としてメダルを作る習慣がある。大概は表が艦影、裏が航路である。士官用は銀、下士官兵は青銅製。このうち数年分が寄贈されているようだ
1938年夏
1946-47年
石膏原型
1948-49年
1949-50年
1955-56年
石膏原型
青銅
学位証
赤道通過者に与えられた”学位証”。赤道を超える時、船乗りはネプチューンの許しを得る必要がある
絵画
艦内に飾られていた絵画。
グスタフ5世王の弟、ネルケ公エウシェン王子作。公は画家・美術収集家として有名だった。モチーフはゴトランド島のヴィスビー市街を囲む城壁。なお、この絵はゴトランドを襲名した潜水艦にも貸与されている